そもそも、手書き自体がもうあまり身近な行為ではない。ちょっとしたメモをする時くらい。

https://fatal-life.hatenablog.com/entry/2020/09/24/045718

先日こう書いたが、手書きがますますできなくなっていくのに恐怖して、手書きの習慣を増やすことにした。手始めに百均で付箋とボールペンを買った。たまたま増田でクイズというか数学の問題を見かけたので数式を書いてみた。

商品aとbは合計で110円。aはbより100円高い。aの値段は?

10円は不正解

https://anond.hatelabo.jp/20201017125439

最初まったくわからなかった。数式を書いてみてようやくわかった。要は


a+b=110\\
a=b+100\\

b=5\\
a=105\\

ということなんだが、俺が文系といえどこれを頭の中で解けないのはどうなのだろう。これはおそらく中学一年生くらいの問題と思われる。衰えていたのは手書きだけでなく計算能力もだったのか。こっちのほうが恐ろしい。何か対策をすべきだろうか。さしあたり、このブログを書くことは脳の劣化を防ぐのに役立ちそうではある。

共済の口座振替の書類を書いていた。3枚くっついていて、一番上にペンを入れると、その筆跡が下の紙にも伝わって複写されるタイプのもの。調べたら複写シートとか複写用紙とか呼ぶそうだ。

紙の書類に手書きは苦手だ。しかも三枚複写。自治体や銀行など、場所によってはまだまだ残っている方式だ。素人の想像だが、やり方を変えるには色々大変なんだろう、たぶん。たくさんお金がかかるとか。それは俺の払った税金や共済掛金、預金のほんの一部が運用されて生まれた利益を業務改善とかに投じて、それで何年か後にはそこそこ進化してる、みたいなもの。ずーっと変わらないままだったりするところもある。べつに、変わらなくたって大きな問題はない。係員は書類の作法を熟知していて、何でも教えてくれるので言われたとおりにサインや押印をすればいい。単に俺が、手書きが苦手すぎてちょっとストレスを感じているだけで、それは俺が気にしなければいいだけの話だ。

そもそも、手書き自体がもうあまり身近な行為ではない。ちょっとしたメモをする時くらい。どうしても必要になるのが正式な書類を手書きするときで、それも最近ではめったにない (とはいえ、年に数回はある) ので、まず緊張する。何が一番問題かって、書き損じた時の修正が面倒。たしか「書き損じに取り消し線、その上に押印(修正が本人によるものであることを示すための印)」と「隣に訂正内容を記述、こちらも押印」とかそんな感じ。修正ペンは使ってはならない。書き損じた箇所の周辺に訂正を書くスペースがない場合はどうしたら良いのだろうか。

だいたい、俺はキーボードじゃしょっちゅうtypoをする。慎重に打てば正確さは上がるが、ミスを0%にはできない。手書きの場合も同じで、慎重に書いても失敗するときは失敗する。ペンに力こめすぎとか、ハンコが斜めにずれてインクが広がってしまうとか、失敗は気をつけてもゼロにはできない。だから、少しずつでも、紙や手書きやはんこといったものが減っていく世の中は、過ごしやすくなってきてるなって実感できる。同時に、そうじゃないところもふつうにあるんだなと知る。

バーガーキングが食べたくてしかたがなかった。というか、バーガーキングに行きたいという気持ちはいつでも持っている。週に一度はバーガーキングに行きたいなと頭に浮かぶ。最後に行ったのはいつだろうか。2年前か3年前くらいだったか。俺の家の最寄り駅にバーガーキングはない。25分も歩く別の駅前にはある。バスで行くこともできるが、気晴らしにもなるし歩いていくことにした。たたでさえ引きこもり気質なのに在宅勤務やら外出自粛やらでもうずっと家にばかりいるのだ。

先にアプリをダウンロードして会員登録もした。そうするとアプリからメニューを選んで注文することができるからだ。店舗でレジに並んで注文を口で伝えるという工程はアプリが取って代わり、あとは店頭で番号を伝えて商品を受け取るだけで済む。俺はレジに並ぶのが嫌いだ。単に待ち行列が嫌いというだけでなく、列を乱さず順番を守らなければならない・順番が来たらスムーズに注文を言い、会計を済ませなければならない・使うクーポンの番号や電子マネーの種類も伝えなければならない等、なんだか試されているみたいで不安になる。しょっちゅう使う店ならすぐ慣れるんだろうが、先に書いたとおり俺のバーガーキング利用頻度は数年に一度レベルだ。アプリでの作業はどんなに時間をかけて悩もうがしどろもどろになろうが自分一人で完結する。安心だ。松屋の食券制は昔からありがたかったが、最近はスマホで済むところが増えてますますありがたい。店ごとにアプリを入れるとかの面倒はあるが、まあ許容できる程度の面倒だ。俺はわからないことは人に聞くより手元で試行錯誤したりググって調べたりして解決したいと感じてしまう人間だ。効率の良し悪しはさておき。というか、俺はコミュニケーション能力が低いせいで質問という行為が苦手だというだけだ。

久々に食べたワッパーはかなり満腹になった。コンビニの惣菜パンにあるような貧相なハンバーガーに慣れていると、そろそろ食べ終わるだろうという予測が外れて「まだあるの?」という気持ちになる。ひと口あたりの密度も高い。こんなにお腹いっぱいになる食い物だったか、と驚いた。ビールのつまみにしたら良いに違いないな、と思った。

次はたぶん一年以内に行くと思う。

昨日買った爪切りを使ってみた。うーん……ちょっと期待はずれだった。まず思ったほど切れない。そこそこ力を込める必要があり、切るときはパチンと切れる。期待してたのは、スッ、サクッ、と刃が入る感じだったのだけど。それから、切った爪の受け皿がない。したがって爪の破片が落ちる、もしくは切れた時の勢いで飛んでいくため、ゴミ箱を下に用意したうえで破片が飛んでいかないように慎重に切る必要がある。これはすごく不便で、買う前に予想していなかった。構造を見ればそうなるのはわかるだろう、と今なら思えるけど……

まあ、しかし、まだ使い慣れていないだけの可能性もある。しばらく使ってみようと思う。貝印のサイトの切り方ももう一度読もう。と思ったら丁度メンテ中だった。ついてない。

https://www.kai-group.com/products/tsumekiri/

爪切りを買い替えたいと思った。

今使っているものは何年使い続けたのかすらよくわからない。実家にいた頃から使っていたはずなので、たぶん十年以上。家族用のものとは別に、自分用に買ったものだ。スーパーか何かの生活用品売り場で、千円もしなかったはずだ。そんなものだから今はもう切れ味が悪く、足の指の爪切りをする時なんか無駄に力を込める必要があってとても怖い。怖いので最近は足の指の爪切りをする頻度が落ちてきていたのだが、これはまぁ良くないだろう。

どうせ買い換えるなら今のものより少し良いやつを買いたい。刃物のたぐいは、安物だと本当に信じられないくらい切れないことがある。千円から数千円くらいでそこそこ切りやすいものが買えるなら支出として許容範囲だ。

爪切りには、よくある普通の形の以外にペンチ型もあったはずだ。あれは特に足の指切りがしやすいと聞いたことがある。メーカーはどこが良いのだろう。まずはGoogleで検索してみたが、

  • Amazon.co.jp 売れ筋ランキング: 爪切り の中で最も人気の ...
  • 楽天市場】爪切りの通販
  • 【徹底比較】爪切りのおすすめ人気ランキング24選 ...
  • 切れ味抜群で使いやすい! 爪切りおすすめランキング25選 ...
  • 爪切りの人気おすすめランキング15選【2020年最新版 ...

よくあることだが、通販サイトとまとめブログばかり出てくる。まとめブログは読んでみてもごく一般的な説明文、あとは商品のリンクがあるばかりで、その説明も爪切りに詳しい人間が書いたものとは到底思えない。少し検索ワードを工夫してみるが、爪切りの関連語句などそんなに思いつかず結果はあまり変わらない。

「爪切り -"おすすめランキング" -"人気ランキング"」とまとめブログ避けを入れてみると多少ましな結果が得られた。その上位に、「貝印 ツメキリのすべて」というページを見つけた。

www.kai-group.com

爪切りの基礎知識や種類、選び方、正しい使い方が解説されている。内容は丁寧だが専門知識が必要とされるようなものではなく読みやすい。メーカーのサイトだから信頼して良いだろう。貝印といえば包丁の有名国産メーカーだ。うちのキッチンもメインの包丁は貝印の関孫六である。

ざっと目を通した程度だが、良いサイトだった。ここだけ見ておけばもう他に爪切り情報を仕入れる必要はないだろう。本格的にいくならここで他メーカーのサイトも見比べてみるべきなんだろうが、そこまでの情熱はない。私は満足してスマホを置いた。

さて、すっかり貝印の爪切りを買う気になっているが、このまま貝印のサイトで購入するかどうするか。しかし気持ちは爪切りになっていて、通販で数日待たされるよりも今すぐに欲しい。東急ハンズにならあるかもしれない。雨は今は止んでいるようだ。洗濯物を干してから買い物に出ることにした。

 

東急ハンズは日曜のわりには空いていた。爪切りはビューティ&ヘルスのフロアにあった。

それなりのスペースが割かれていて、高級感のあるショーケースに入った爪切りまである。1万円以上する爪切りがディスプレイされていて、諏訪田というメーカーのものが多い。普通の売り場に陳列されているものは千円以下の安いものから5〜6千円までくらいで、一番目立つのはグリーンベルというメーカーの「匠の技」というシリーズ。貝印の関孫六シリーズはそれより種類が少ないが、価格帯は同じくらいだ。ペンチ型になると種類が少なく、貝印は2種類しか選択肢がなかった。

私は貝印の関孫六、4500円くらい(税込)のものを購入した。この大きさなら有料の袋を買う必要はなく、鞄に収まった。

他にも枕を買い替えようと思っていたところだったので、寝具フロアを見てみたけど5千円以上するものばかりだった。ドンキに行って千円の枕を買った。

 

帰宅して洗濯物を取り込む。半乾きだったので部屋干しにした。少し早いけどビールを飲み始めることにした。シャワーの後に今日買った爪切りを使うのが楽しみだ。